首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の鶴ヶ島ジャンクション(JCT)―川島インターチェンジ(IC)間(7・7キロ・メートル)が29日に開通する。これにより、川島IC―中央道八王子JCT間が約55分短縮されるほか、関越自動車道と外環自動車道が接続する大泉JCTまで約25分短縮されるという。2009年度中に川島IC―桶川JCT(仮称)の5・7キロ・メートルの開通を目指す。
国道254号と接続する川島IC周辺には、敷島製パン(名古屋市)工場が新設されるなど製造、流通などの企業進出が内定している。鶴ヶ島JCT―川島IC間に新設する坂戸IC周辺でも、坂戸市などが企業の誘致を進めている。
川島ICの入り口にモクセイを植樹する中山小の児童たち
開通を記念して、4日、川島町立中山小学校(荒木拓一校長)の6年生児童83人が川島ICの料金所周辺に町の木に指定されているモクセイを植樹した。
児童らは東日本高速道路(ネクスコ東日本)職員の指導を受けながらスコップで約1・5メートルの苗木24本を丁寧に植えた。渋谷一貴君(12)は「何年かたって大きくなるのを楽しみにしてるよ」と話した。
児童らはその後、料金所の建物内などを見学し、一足早く、バスで川島―坂戸両IC間を走行した。
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川島町と坂戸市などは23日、新設される川島IC―坂戸IC間の往復5・2キロを歩くイベントを開催する。両ICで、坂戸よさこいの演舞や各地の物産展、リフト車の試乗なども催される。
参加費は無料。当日午前9時半から午後2時まで受け付ける。川島IC付近は臨時駐車場(約2000台)、坂戸ICには東武東上線若葉駅から無料シャトルバスを準備する。
問い合わせは、川島町都市整備課(090・3107・5030、5033)まで。
(2008年3月5日 読売新聞)
元気に育つといいですね!